ISBN978-4-8013-0080-4 C0021 208頁
発売:2015-06-10 判形:4-6 1刷
税込1320円(本体1200円+税)在庫あり
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[内容]
かわら版は、江戸中期以降、大変な人気を博した情報伝達媒体だ。その具体的な形態は、1枚から数枚の印刷物である。安価な印刷物だったかわら版には、大抵、絵と文字が摺られていた。内容は多岐にわたるが、全てに共通しているのは、「民衆が興味を持つ情報であること」だった。(中略)本書は、江戸時代におけるかわら版を紹介しながら、そこに記されたさまざまな出来事を読み解いていくものである。民衆の心が反映されたかわら版を通して見る江戸時代は、教科書で学んだものとは、かなり違っている。そして、江戸時代の民衆が、驚くほどユーモア感覚に富んでいて、かつ打たれ強いものだったこともわかるはずである。(はじめにより)
[目次]
第一章 かわら版は江戸のタブロイド紙
第二章 江戸の日本は怪異がいっぱい
第三章 天災地変で大騒ぎ
第四章 かわら版から読み解く江戸庶民の嗜好
第五章 異国人と異国文化 そして崩れゆく幕府