ISBN978-4-8013-0153-5 C0165 192頁
発売:2016-05-13 判形:文庫 1刷
税込681円(本体619円+税)在庫あり
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1243(y70)t0:k0:s1173;j1173;(c1463;o1463)
[内容]
鉄道員として私が鉄道の世界に足を踏み入れてから三十年近くが経過した。その間に鉄道の世界はサービス、労働環境、システムなど大きく様変わりしたが、特にミレニアム(二〇〇〇年)以降の変化には目を見張るものがある。
コンプライアンス徹底が叫ばれるようになり、人身事故処理の手順が大きく変わったり、ICカード乗車券やホームドアの登場、バリアフリー社会の到来などによって、鉄道員の業務そのものに大きな変化が表れてきている。
かつてのどこか大雑把な雰囲気が漂っていた頃が良かったとは言い切れないが、ベテラン鉄道員の中には息苦しさのようなものを感じている者もいる。私が前著『鉄道員裏物語』を刊行したのが、約八年前の二〇〇八年。本書はそれ以降の鉄道の変化をつぶさに観察し、リアルな鉄道の現状を包み隠さず記したものである。(はじめにより)
[目次]
第一章 鉄道 修羅場の事件簿
第二章 トラブルの舞台は駅の中
第三章 時代と共に変わる鉄道業界
第四章 鉄道業界の職業案内