ISBN978-4-8013-0248-8 C0036 268頁
発売:2017-08-25 判形:4-6 5刷
税込1760円(本体1600円+税)在庫あり
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95(y40)t0:k0:s54;j55;(c440;o452)
[内容]
“売春島”。三重県志摩市東部の入り組んだ的矢湾に浮かぶ、人口わずか200人ほどの離島、周囲約7キロの小さな渡鹿野島を、人はそう呼ぶ。島内のあちこちに置屋が立ち並び、島民全ての生活が売春で成り立っているとされる、現代ニッポンの桃源郷だ。
この島にはまことしやかに囁かれるさまざまな噂がある。
「警察や取材者を遠ざけるため客は、みな監視されている」「写真を取ることも許されない」「島から泳いで逃げようとした売春婦がいる」「内偵調査に訪れた警察官が、懐柔されて置屋のマスターになった」「売春の実態を調べていた女性ライターが失踪した」……
しかし、時代の流れに取り残されたこの島は現在疲弊し、凋落の一途を辿っている。
本書ではルポライターの著者が、島の歴史から売春産業の成り立ち、隆盛、そして衰退までを執念の取材によって解き明かしていく。伝説の売春島はどのようにして生まれ、どのような歴史を歩んできたのか?
人身売買ブローカー、置屋経営者、売春婦、行政関係者などの当事者から伝説の真実が明かされる!
[目次]
第一章 脱出するには泳ぐしかなかった
第二章 人身売買ブローカーの告白
第三章 “売春島”と山本次郎さん
第四章 “売春島”を作った四人のオンナと行政の思惑
第五章 元置屋経営者の告白
第六章 A組姐さんの告白
第七章 島民たちの本音
第八章 “Kさんの嫁”を訪ねて
第九章 消えゆく“売春島”