ISBN978-4-8013-0251-8 C0195 224頁
発売:2017-08-15 判形:文庫 1刷
税込693円(本体630円+税)在庫あり
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1352(y128)t0:k0:s1224;j1224;(c2139;o2139)
[内容]
社会不安障害(SAD)という言葉を聞いたことがありますか? これは、「あがり症」や「対人恐怖症」に近い病状が表れることが特徴の、「不安障害」という精神疾患の一種です。
人前で話すことやプレゼン発表などの場面に緊張感を覚える人は多いと思いますが、社会不安障害の人の場合、それが本当に顕著なのです。ひどいときにはその1週間前から不安感に襲われ、いざ本番になると激しい動悸や発汗、声が出なくなったり震えたりするという症状が出て、腹痛、吐き気に見舞われることもあります。すると、「どうにかその場面を回避できないか」という回避行動をとるようになり、社会生活に支障が出てしまうのです。
私は東京生まれ、東京育ちの30代の男性です。小学生で社会不安障害を発症し、20年以上闘病しています。大学を卒業して企業で働いているときにうつ病も併発し、転職を繰り返してきました。
長年の闘病経験とそこから感じた社会不安障害やうつ病のこと、日本の精神科医療の問題、世間の精神疾患に対する偏見や差別などについて、この本に書き記しています。(「はじめに」より)
[目次]
第1章 社会不安障害ってどんな病気?
第2章 病気に翻弄された学生時代
第3章 山あり谷ありの社会人生活
第4章 精神科医療の問題点と病院・治療法の選び方