ISBN978-4-8013-0334-8 C0195 304頁
発売:2018-10-17 判形:文庫 1刷
税込763円(本体694円+税)在庫あり
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[内容]
1941年12月8日に始まったあの大戦争は、地球の表面積の約8分の1にあたる、東アジアと南太平洋の広大な領域を戦場にした。
大多数のマスメディアや学校教育は「アジアの人々を苦しめ、搾取した『侵略』だった」と断じることが多い。
一方で、近年とくに述べられるようになった言説が「欧米の植民地支配に苦しむアジアの人々を独立に導いた『解放』だった」というものだ。
侵略と解放。この相反する評価のどちらが正しいのか。それを検証することが本書の目的である。
しかし、それをする上で直面する問題がある。侵略だったと考える人々が語ることも、解放だったと考える人々が語ることも、ある一定の真実なのだ。
そこで本書では、可能な限りアジア諸国の視点を盛り込みながら、アジアにとって太平洋戦争がどんな戦争だったか、そしてアジアにとって日本軍がどんな存在だったかを眺めていく。そうすることによって、太平洋戦争を客観的に俯瞰することができ、公平な評価ができるはずだ。
[目次]
第1章 インドネシア
第2章 フィリピン
第3章 ミャンマー
第4章 マレーシア・シンガポール
第5章 インド
第6章 タイ王国
第7章 日本