ISBN978-4-8013-0350-8 C0130 224頁
発売:2019-01-15 判形:文庫 1刷
税込763円(本体694円+税)在庫あり
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[内容]
『資本論』は我々を取り巻く世界、つまり資本主義社会の構造を解き明かした本だ。
「社会主義者」や「共産主義者」という言葉は聞いたことがあるが、「資本主義者」と名乗る人に会ったことがない。それだけ我々は、資本主義システムを意識することなく生活しているのだ。「資本主義システム」を理解することで、私たちはこの世界で生き残るための競争力を身に付けることができる。原著は難解だが、本書は論点を明快にしたため、この上なくわかりやすい入門書になっているはずだ。
※本書は、2014年6月に小社より刊行された単行本を修正の上、文庫化したものです。
[目次]
1章 そもそも富とは何なのか?
2章 価値の交換がお金を動かす
3章 資本、それはお金を稼ぐお金
4章 労働力は労働者が売る商品である
5章 資本主義システムでの労働の構造
6章 人はどうして資本の奴隷になるか
7章 人はなぜ金持ちになれないのか?
8章 技術の発達が人を幸せにしない理由
9章 資本が雪だるま式に増える理由
10章 資本が巨大になるメカニズム
11章 資本主義は恐慌から逃れられない