ISBN978-4-8013-0389-8 C0121 240頁
発売:2019-07-10 判形:文庫 1刷
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[内容]
明治維新から150年を迎えた現在。その評価は「日本を近代化に導いた」「旧習の弊害を打ち破った」と賛美されがちだが、政府の意図に注意を払い、当時の国民の視点に立てば、違った史実が浮かび上がる。
木戸孝允が関わった「五箇条の誓文」は徳川慶喜追討の士気向上に利用され、大久保利通は残忍な方法で政敵を処刑し、賊臣であったはずの幕臣たちが実務を担っていた。教育改革も地租改正も、はじめから負担を民衆におしつけることありきの政策だった。
明治維新とはなんだったのか? 江戸時代への回帰でも、近代化の否定でもない視点から、史実を読み解く一冊。
※本書は、2017年9月に小社より刊行された『教科書には載っていない 明治維新の大誤解』を修正の上、文庫化したものです。
[目次]
第一章 大義なき倒幕 新政府の横暴
第二章 混乱だらけの内政改革
第三章 かたちばかりの欧化政策
第四章 悲惨すぎる庶民の生活
第五章 明治政府の裏の顔