ISBN978-4-8013-0546-5 C0121 288頁
発売:2021-08-12 判形:文庫 1刷
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[内容]
太平洋戦争は戦後教育の中で、こういうふうに教えられてきた。
「軍部が暴走して勝手に戦争を始めてしまった」
「国民はそれに巻き込まれて大変な思いをした」
「軍国主義だった日本が、自由主義の英米に無謀な戦いを挑み敗れた」
しかし、これらの見方には大きな誤解がある。
戦前の日本では、むしろ国民は軍部の後押しをするような面が多分にあったし、また日本は必ずしも軍国主義一辺倒ではなく、当時の世界的に見れば、かなり自由な国だった。英米にしろ、「世界の自由を守るため」に戦ったわけでは決してなく、自国の立場や利益を守るために戦ったのである。
終戦70年を迎える現在でも、太平洋戦争には様々な誤解と虚飾が渦巻いている。はたして、あの戦争はなんだったのか、数々の誤解をときあかし、太平洋戦争の真実の姿に迫る!
※本書は2015年8月に小社より刊行した書籍を文庫化したものです。
[目次]
第一章 日米対立の原点は満州だった!?
第二章 太平洋戦争開戦にまつわる謎
第三章 太平洋戦争は経済戦争だった
第四章 日米対立の裏にあるソ連の影
第五章 太平洋戦争にまつわる大誤解
第六章 誰が太平洋戦争を望んだのか?