ISBN978-4-8013-0610-3 C0021 224頁
発売:2022-06-25 判形:4-6 1刷
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1307(y445)t0:k0:s862;j862;(c2619;o2619)
[内容]
十進法に基づく円形新貨幣を鋳造し、新しい通貨制度を確立。地租改正や廃藩置県を行い、租税の基盤を築く。全国に鉄道網や大工場を築くなど、国を挙げて殖産興業に取り組み、世界市場で存在感を発揮する――。
明治維新は、わずか数年で国家の近代化を実現した、日本史上の〝奇跡〟と呼べるような出来事だった。
司馬遼太郎の『歳月』によると、幕末~明治初年の国家歳入は1100万石だったという。1100万石というと、現在の価値にすると5500億円程度とされる。その少ない元手の中で、明治新政府はいかにして、革新的なイノベーションを起こしたのか。数々の革命を実現するための資金はどう調達していたのか。そしてその結果、日本人は何を得て、何を失ったのか…。お金の動きから見る、新しい幕末~明治維新史。
[目次]
【第一章】戊辰戦争の負債
【第二章】「近代化」は激痛がともなう改革
【第三章】「文明国」に進化するためのコスト
【第四章】最良の兵士と労働者を育んだ教育制度
【第五章】政府が強くなれば国民の負担は増す!?