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書籍情報

売春島の実態と人身売買のタブーに迫る

売春島
「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ

高木 瑞穂著 

タカギ ミズホ 

「三重のあそこね。五人ほど売り飛ばしましたよ」

ISBN978-4-8013-0420-8 C0136 280頁

発売:2019-12-13 判形:文庫 12刷

税込750円(本体682円+税)在庫あり

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売春島<br><span style='font-size:9pt;color:#666;'>「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ</span>

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[内容]
【ベストセラーノンフィクションの文庫化】
文庫化に際して、渡鹿野島を凋落に導いた重要人物「Y藤」の消息を追記。渡鹿野島の歴史のすべてが明らかになる!

“売春島”。三重県志摩市東部の入り組んだ的矢湾に浮かぶ、人口わずか200人ほどの離島、周囲約7キロの小さな渡鹿野島を、人はそう呼ぶ。島内のあちこちに置屋が立ち並び、島民全ての生活が売春で成り立っているとされる、現代ニッポンの桃源郷だ。
この島にはまことしやかに囁かれるさまざまな噂がある。
「警察や取材者を遠ざけるため客は、みな監視されている」「写真を取ることも許されない」「島から泳いで逃げようとした売春婦がいる」「内偵調査に訪れた警察官が、懐柔されて置屋のマスターになった」「売春の実態を調べていた女性ライターが失踪した」……
しかし、時代の流れに取り残されたこの島は現在疲弊し、凋落の一途を辿っている。
本書ではルポライターの著者が、島の歴史から売春産業の成り立ち、隆盛、そして衰退までを執念の取材によって解き明かしていく。伝説の売春島はどのようにして生まれ、どのような歴史を歩んできたのか?
人身売買ブローカー、置屋経営者、売春婦、行政関係者などの当事者から伝説の真実が明かされる!

[目次]
第一章 脱出するには泳ぐしかなかった
第二章 人身売買ブローカーの告白
第三章 “売春島”と山本次郎さん
第四章 “売春島”を作った四人のオンナと行政の思惑
第五章 元置屋経営者の告白
第六章 A組姐さんの告白
第七章 島民たちの本音
第八章 “Kさんの嫁”を訪ねて
第九章 消えゆく“売春島”


[著者略歴]
ノンフィクションライター。月刊誌編集長、週刊誌記者などを経てフリーに。主に社会・風俗の犯罪事件を取材・執筆。著書に『黒い賠償 賠償総額9兆円の渦中で逮捕された男』(彩図社)、『裏オプ JKビジネスを天国と呼ぶ“女子高生”12人の生告白』(大洋図書)など。