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書籍情報

「働く場所がなかった。だから会社を作ろうと思った」

働く、ということ
十九歳で社長になった重度障がい者の物語

佐藤 仙務著 

サトウ ヒサム 

寝たきり障がい者社長の起業奮闘記

ISBN978-4-88392-893-4 C0095 192頁

発売:2012-11-22 判形:4-6 1刷

税込1320円(本体1200円+税)品切れ

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働く、ということ<br><span style='font-size:9pt;color:#666;'>十九歳で社長になった重度障がい者の物語</span>

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[内容]
著者は生後10 カ月で10 万人に1 人の難病といわれる脊髄性筋萎縮症だと診断された。この病気は、筋肉を動かす神経に問題があり、徐々に筋肉が委縮し、体が動かなくなってしまうものである。
著者に出来ることは、指先をわずかに動かすことと、「話す」ことだけである。
著者は小さな頃から社会の一員として働きたいと思っていたが、高校卒業後の就職活動で、重度障がい者をしっかりと受け入れてくれる場所がないことに気づき、深い挫折を味わう。
しかし、それでも著者は自らの中にある「僕だって働きたい」
という気持ちを捨てることはなかった。
そこで著者は、養護学校時代からの幼馴染みである松元さんを誘い、2人で起業することを思いつく。松元さんも、著者と同じく10 万人に1人の難病である脊髄性筋萎縮症を患っている。
「2人で会社を作ることは決まった。でも、何から始めればいいんだろう……」
18 歳の著者と、松元さんが奮闘し、ウェブサイト制作会社を設立し、その会社を運営していく物語。障がい者にも健常者にも読んでもらいたい、「働くことの意味」を問いかけてくれる1冊。

[目次]
第1章 仙拓という変わった会社
第2章 僕が会社を作るまで
第3章 仙拓始動!


[著者略歴]
1991年愛知県生まれ。愛知県立港養護学校 高等部商業科を卒業。
卒業後、1年間の準備期間を経て、19歳の時にWeb制作会社・合同会社仙拓を設立。重度障がい者が社長業を務めることで地元の各メディアから注目を浴びる。
現在は、日々の業務と並行して講演活動や執筆活動に奮闘中。
好きなミュージシャンは「コブクロ」