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書籍情報

あの大戦を アジアの人々は どう捉えたのか

アジアの人々が見た太平洋戦争

小神野 真弘著 

オガミノ マサヒロ 

「侵略」か? 「解放」か?

ISBN978-4-8013-0066-8 C0095 256頁

発売:2015-03-10 判形:4-6 2刷

税込1320円(本体1200円+税)在庫あり

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178(y49)t0:k0:s129;j129;(c199;o159)

アジアの人々が見た太平洋戦争

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[内容]
1941年12月8日に始まったあの大戦争は、地球の表面積の約8分の1にあたる、東アジアと南太平洋の広大な領域を戦場にした。日本は開戦と同時に東アジアへ進出し、それまで欧米の植民地だったインドネシアやフィリピン、ビルマ(現在のミャンマー)などを占領し、軍による統治を行なった。
大多数のマスメディアや学校教育は「アジアの人々を苦しめ、搾取した『侵略』だった」と断じることが多い。
一方で、近年とくに述べられるようになった言説が「欧米の植民地支配に苦しむアジアの人々を独立に導いた『解放』だった」というものだ。
侵略と解放。この相反する評価のどちらが正しいのか。それを検証することが本書の目的である。
しかし、それをする上で直面する問題がある。侵略だったと考える人々が語ることも、解放だったと考える人々が語ることも、ある一定の真実なのだ。(中略)そこで本書では、可能な限りアジア諸国の視点を盛り込みながら、アジアにとって太平洋戦争がどんな戦争だったか、そしてアジアにとって日本軍がどんな存在だったかを眺めていく。そうすることによって、太平洋戦争を客観的に俯瞰することができ、公平な評価ができるはずだ。(「はじめに」より)

[目次]
第1章 インドネシア
第2章 フィリピン
第3章 ミャンマー
第4章 マレーシア・シンガポール
第5章 インド
第6章 タイ王国
第7章 日本


[著者略歴]
1985年生まれ。
ライター、フォトグラファー。日本大学藝術学部卒。在学中から活動を始め、アジア、アフリカ、中南米、国内のマイノリティや芸術、歴史、文化を中心に取材・撮影・執筆を行なう。近著に『SLUM世界のスラム街探訪』『歴史の授業で教えない大日本帝国の謎』(ともに彩図社)がある。